身辺調査の依頼費用はどの程度かかるのでしょうか?この記事では、身辺調査の費用相場を実例を基に確認してきます。あなたが依頼するケースがどの程度の金額なのか確認しましょう。
身辺調査を依頼した場合の費用相場
身辺調査を依頼した際の費用相場は、10万円〜100万円と大きく幅があります。身辺調査の費用の内訳は、以下の通りです。
【計算方法】
調査料金 = 基本調査料金(調査員の時給×調査員の人数×調査時間)+ 諸経費
また探偵によって基本料金が大きく異なるので、あらかじめ複数社での見積もりが必要です。
探偵事務所によって、調査方法や諸経費に大きく差があるので注意しましょう。
また、調査内容や成功の定義によっても費用は変わります。あくまで身辺調査の費用相場は目安だと思っておきましょう。
身辺調査でわかる内容
身辺調査では、以下の内容が分かります。
採用候補者や結婚前のパートナーなどの身辺調査で、上記のような内容を依頼する方が多いです。
実例で見る身辺調査の費用相場
実際に探偵事務所へ身辺調査を依頼したケースと費用を確認します。
あくまで参考費用なので、依頼ごとに大きく異なることをご承知ください。
採用候補への身辺調査費用(5~10万円程度)
実際にこれから採用予定の候補者への身辺調査を依頼したケースです。
学歴や職歴などに偽りがないか、身辺調査を依頼しました。
別途普段の生活態度などの聞き込み調査を依頼した場合は、さらに割高になりますが、情報の確認だけだったので安く済んでいます。
採用後に何かしらの問題が発生して取り消しするリスクよりも、数万円で解決できるならコストパフォーマンスは良さそうです。
結婚前の身辺調査費用(15万円程度)
こちらは結婚前にご両親が、相手の身辺調査を依頼したケースです。
お見合いなど、出会いから結婚までが短いケースでは、深く相手のことを知る時間が無い場合もあるでしょう。
お見合いで提出された内容(学歴・勤務先・資産情報)などに偽りがないか確認します。
実際に勤務先への尾行などを行ったため、やや割高となっています。
もしも身辺調査に浮気調査などを依頼した場合、さらに割高になります。
というのも、浮気調査は、長時間の張り込みや尾行などが必要になるため。
相手の情報を確かめる態度の身辺調査であれば、100万円などはかかりにくそうです。
成功の定義や難易度によって費用は異なる
2つ事例を紹介しましたが、あくまで身辺調査の費用は成功の定義や難易度に異なります。
説明した通り、身辺調査の目的が情報の確認だけであれば、数日で解決できるケースが多いです。
反対に浮気などを疑っている場合は、毎日浮気している可能性は極めて低いので、証拠を掴むためには長時間の調査が必要です。
また、調査対象者に関する情報があまりない身辺調査は、その分稼働時間も増えるので割高になります。
結論、身辺調査のケースによって、料金は大きく異なるのです。
身辺調査の料金プランは3つに分かれる
身辺調査の料金プランは3つに分かれます。
時間料金型は調査すべき場所や時間が分かっているケースにおすすめ
時間料金型の料金は、調査の基本料で1時間あたり2〜3万円程度。
基本料加えて、交通費・宿泊費などの経費が別途請求されます。
そのために時間料金型は料金の見積もりが難しいです。
依頼者を調査する日や場所を正確に知っている場合、安く済む可能性もありますが、長引いた分だけ料金が高額に。
事前情報が多い場合や、調査日をピンポイントで指定できる場合におすすめです。
- メリット
-
事前に調査の情報がわかれば、ピンポイントで調査を終了できる
- デメリット
-
調査時間が長引くと割高になる
- 特徴:調査した時間に応じた料金
- こんな人におすすめ:事前に調査すべき場所や日時がわかっているような場合
パック料金型は事前情報がなく、調査が長引きそうな方におすすめ
パック料金型は、諸経費などを含め〇〇時間で〇〇万円と予め料金が決まっているプランです。
金額の相場としては、20時間で20時間で40~50万円、30時間で60~70万円、40時間で80~90万円な探偵事務所が多いです。
メリットとしては料金が最初から決まっているので、見積もり以上には料金が発生しないこと。事前情報があまりない場合や調査が長引きそうな場合におすすめです。
一方で、調査がすぐに終わった場合は返金されなく、結果が出なかった場合はさらにパックを追加で購入する必要があります。
- メリット
-
調査が長びいても定額以上の追加請求は発生しない
- デメリット
-
調査期間が予定より短い場合に割高になる・途中でキャンセルするのが難しい
- 特徴:調査費用や諸経費を全て含んだ定額料金
- こんな人におすすめ:事前情報などがなく、調査が長引きそうな場合
成功報酬型
成功報酬型は、契約時に定めた成功の定義を抑えることができた場合に、料金が発生するシステムです。
成功報酬型は、調査対象者の事前情報があまりない場合(どこで何時に何をしているのか)など、難易度が高い調査におすすめです。
成功報酬型のメリットは、証拠を押さえた場合のみ料金が発生すること。
一方で、経費や着手金を請求される場合もあるので、探偵との面談の際に料金を確認することが重要です。また、どの情報を持って成功と呼ぶのかも認識を合わせておきましょう。
費用の相場としては、100万円〜200万円と短期の調査で証拠を押さえられ場合、高額です。
- メリット
-
調査が失敗しても、最低限の費用で済む
- デメリット
-
割高になる場合がある・「成功」の定義が業者によって曖昧でトラブルになる場合がある
- 特徴:調査が成功した時に報酬を支払う(着手金がある場合有り)
- こんな人におすすめ:難しい依頼の場合(ただし注意が必要)
できるだけ身辺調査の料金を安くする方法
身辺調査の費用は、探偵社によって幅があります。
たとえば、安い調査費用で依頼できたとしても、確かな証拠をつかめなければ依頼した意味はなく、高い調査費用を必要とする探偵社が必ずしも高い調査力をもっているとは限りません。
以下の2つのポイントをおさえることで、信頼できる探偵社を選ぶことで、結果的に調査費用を安く抑えることができます。
複数の探偵社に見積もりを依頼し、比較検討する
探偵社によって、時間料金型・パック料金型・成功報酬型などの料金プランが異なるうえ、依頼する状況によって必要となる時間や人数が異なります。
複数の探偵社に見積もりを依頼することで、調査費用の把握と探偵社の比較検討ができます。
多くの探偵社は無料で見積もりを行っているため、悪徳業者を見極めるためにも相見積もりすることをおすすめします。
見積もりを依頼する際は、依頼費用とあわせて追加費用が請求されないかどうかを確認するとよいです。探偵社によっては、調査にかかった交通費をはじめとする諸経費が別途請求されるケースがあります。それぞれの探偵社で追加費用の有無を確認したうえで、依頼する探偵社を選びましょう。
費用内訳が明確な探偵社を選ぶ
身辺調査をスムーズに進めるためには、お客様と探偵社との信頼関係が大切になります。
とくに、費用面でトラブルになってしまうこともあるので、依頼前に不明点は納得いくまで相談してください。
また、初期費用が安くても、後から高額請求をしてくる探偵社もあります。
費用内訳がしっかりと記載されており、丁寧に説明してくれる探偵社を選ぶようにしましょう。
とくに、諸経費をあとから請求されることがありますが、基本的に諸経費は人件費や交通費、カメラなどの機材費になります。
探偵の交通費や機材費は実費で精算してもらうことで、使用用途がわかるので安心です。
いずれにしても、料金プランは探偵社によってさまざまですので、最低限、内訳が明確に示されている探偵社がおすすめです。
事前調査を入念に行い調査を行う時間や日にちを絞る
身辺調査の料金は、調査にかかる時間と人件費によって決まります。調査を依頼する際、調査すべき日にち・場所・人物・行動パターンをはじめとする情報を提供できれば、調査にかかる時間と人件費が抑えられるため、安く依頼することが可能です。
提供いただく情報によっては、安く依頼できるだけでなく、精度の高い調査と証拠がつかめる可能性も高まるため、思い当たる情報は可能な限り探偵社に提供ください。
最適な料金体系を選択する
身辺調査は、相談ケースによって、選択すべき料金プランが異なります。
簡単な依頼(情報の審議を確かめるなど)の場合は、時間制で依頼すると最もお得にできるでしょう。
反対に、調査対象者の情報がほとんどないケースでは、時間制では高額になってしまうかもしれません。
ケースにあった料金プランを、探偵事務所と相談して選択しましょう。