探偵という仕事にどのようなイメージを浮かべていますか？
ドラマやアニメをみて、警察でも解決できない難事件の調査や犯人との一騎討ちなどの仕事だと思っている人もいると思います。
上記のイメージをお持ちの方は、実際に探偵の仕事にギャップを感じてしまう可能性が多いにあります。
探偵事務所に入社後にどのような仕事があるのか確認していきましょう。
調査員の仕事内容
探偵事務所の仕事はいくつかに分かれており、まずは調査員の仕事について説明します。
調査員の仕事内容は、一言で表すと「調査対象者の調査をすること」。
ただ依頼内容は、浮気調査・不倫調査・人探し・盗聴器発見・素行調査など多岐にわたります。
さらに細かく噛み砕いて業務内容を確認してみましょう。
調査員の業務①調査活動について
探偵事務所の調査員の調査活動は、尾行・張り込み・聞き込み調査などです。
浮気調査の場合は、調査対象者が実際に浮気している現場で張り込みをして証拠写真などを集めることが仕事です。
また、実際に調査対象者の情報を聞き込みする仕事もあります。素行調査も同様です。
また調査員の業務で重要なのが事前に情報を集めること。事前に集めるべき情報とは、調査対象者・浮気相手のプロフィールなどの経歴から、現場での駐車場所・隠れる場所などです。
また盗聴器・盗撮器の発見調査だと、機器の発見業務はもちろんですが、場合によっては誰が設定したのか捜査する場合も。
報告書の作成
探偵の調査員の業務は、実際に街で調査する業務だけではありません。
調査した情報を報告書にまとめる業務も重要です。
報告書の内容は、調査した日時・場所・調査員の名前・調査対象者の行動や写真の報告などです。
基本的には、探偵が調査を一回するごとに、依頼者に対して調査報告書を提出する必要があります。
報告書の書式は各事務所にあり、別の調査員と確認しつつ清書します。
依頼者への調査結果の説明と報告
調査員は調査ごとに依頼者へ調査開始報告と調査終了報告をする必要があります。
調査前に報告をする理由は、調査対象者の行動が当日になって変更になるケースがあり、開始時間が早くなったり遅くなったりするためです。
また依頼者の料金体系は、調査1時間あたり〇〇円と契約している場合が多く、探偵がいつ作業を開始して、いつ作業を終了しているのかを伝える必要があります。
また、調査対象者が、今現在どこで何をしているのか随時報告することで、依頼者の不安を少しでも和らげることができます。
調査結果を報告する際の注意点としては、依頼者とのコミュニケーションは、調査対象者に必ず気づかれてはいけないこと。
調査員が依頼者に対して電話やLINEなどをしていることが調査対象者にバレてしまうと、調査の失敗になってしまいます。
探偵と依頼者の連絡方法に関しては、入念に打ち合わせを行い、調査対象者にバレない工夫をする必要があります。